オールセラミックスとは?歯の被せ物の材質として自然な光を透過する優れた美しさと、エナメル質と同様の舌触わりを兼ね備えています。 |
前歯の古い被せ物を自然な歯のような質感の被せ物に替えたい方 |
特に審美性を要する前歯に適しています。 |
ポーセレンセラミックス(陶材の一種)を使用して作る冠で陶器のように高温で焼きます。ジルコニアは硬い鉱物のような物質で、ジルコニアオールセラミックスではジルコニアのブロックを機械で冠形態に削り出した後、セラミックスを焼き付けます。金属を一切使用しないのが特徴です。 |
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金属を一切使用しない為、歯の裏側も白く、透明感・つや等、見た目が天然歯に非常に近く、自然に見えます。金属アレルギーの方にも安心です。 摩耗しにくく、変色の心配がない為、装着後の着色劣化が起こりづらいです。 また、舌触りが良く、汚れも付きにくいです。 さらに人体(歯肉)への親和性が高い為、冠の縁がぴったりしている状態では他の材料に比べ歯肉炎や歯肉退縮(歯ぐきが小さくなってしまう事)を起こしづらいです。 |
衝撃には弱い為、事故等により前歯をぶつけてしまうとセラミック部分が欠けてしまう恐れが有ります。硬いものを噛んだ時や強い歯ぎしりでも欠けることがあります。 冠を被せることになるため、歯を大きく削ることになります。そのため神経のある歯では歯がしみる、ズキズキする(歯髄炎)などの症状が出てしまうことがあります。場合によっては神経を抜くことになるため歯の寿命に影響します。 他の治療に比べ費用は高価です。 奥歯など咬合圧のかかる部位では欠ける危険性が高いためオールジルコニアをおすすめします。 |
1歯につき80,000円(税抜) ジルコニアフレーム使用時は100,000円(税抜) |
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縁のメタルが露出して審美性が損なわれた前歯もオールセラミックスに変えれば審美性を回復できます。 このケースの場合、中央の2本から左上の犬歯までの4本がつながったブリッジと、右上の2番目と犬歯のそれぞれにジルコニアオールセラミックスを被せたので、費用は6本分相当の60万円(税抜)となります。型採りから完成までは2週間程度かかります。(本数が少なければ9日間程度。) |
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患者さんの希望により、虫歯で詰め物だらけだった歯をセラミックスクラウンで修復しました。左の歯の傾きも直したいということで、左の歯は結果的に神経を抜くことになってしまいました。患者さんには傾斜を変えた左前歯部で強く噛まないことが求められます。 このケースは前歯2本にオールセラミックス(ジルコニアが使用されていないもの)の冠を被せ、費用は16万円(税抜)です。型採りからセットまで9日間程度かかります。(来院回数は型採りとセットで最少で2回。) |
何十年も前からセラミックの白い冠(歯にかぶせるもの、差し歯など)は自費治療として行なわれてきましたが、これはメタルボンド冠といって、金属冠の表面に陶材(セラミック)を焼き付けたものでした。 |